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2024.05.19
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2012.10.20
天地明察もマルドゥックも映画公開した!光圀伝も出版された!関連イベントも一区切りついたことだろう!
もういいでしょう、冲方!とっととシュピーゲルの続きを出せ!冲方最後のライトノベルとやらは!?2010年初夏はいつ読者の元に訪れるというのか!!

2011年にいっぺん辛抱たまらんようになって作者の公式HPチェックしたら、東北で被災してらっしゃって「ああうん、すいませんでした……」という気分になったものでした。
が、そこから更に一年以上が過ぎ、再び我慢が爆発しそうになったのでもいっぺん作者BLOG確認。
2012年10月19日付の記事、そこにはテスタメント・シュピーゲルをツイッター連載するアイディアを提案する冲方氏の姿が!

……うーん(-_-;)

一回140字制限とか、いつ終わるのか想像つかないすぎる。
いや、しかし何年も待ち続け結局永遠に出ませんでしたオチよりも、微々たる量でも早いとこ見せてもらった方が、家財道具に差押え札を貼った借金取りが如く、読者もひとまず安心出来るというものでしょうか。
いやまあツイッターやってないし、シュピーゲル独特の読み難い文体を毎日コツコツ追うのは気力が続かないだろうし、どこで連載しようとも文庫にまとまってから読みますけど。
個人的には、sari-sariで須賀しのぶが『芙蓉千里』連載してた時の分量が、ガラケーで一日一話読むのに丁度良い分量だったなぁという感想。しんどくもなく物足りなさもなく。
sari-sariも角川ですけどあそこは乙女向けですしねぇ。余談ですが朝香祥が短期連載してたモブキャラと黄蓋と旋風江周瑜しか出てこない赤壁小説はどうするんでしょうね、あの分量じゃそれだけで書籍化するのは無理だし。
なんで朝香がsari-sariに書いてんの喬林のコネかなにか?と最初邪推してしまったんですが、そういや朝香最後の旋風江シリーズ(?)ってビーンズに移籍してから書いたやつでしたな。すっかり忘れてた(-_-;)
そしてマニメでブイブイ言ってた頃はともかく、今のエッセイ連載すら続けられない喬林に角川へのコネ力は残っているのだろうか……。
閑話休題。

話をシュピーゲル・シリーズに戻すことにして('∀'*)
当初はちょっと近未来設定のつもりで舞台を2016年ウィーンにしたというのに、完結が遅れに遅れた所為で刻一刻と近付くリアル世界の2016年……。
ツイッター連載でも何でもいいから、リアル時間が作中時間を追い越す前に完結して頂きたいものです。リアル1999年過ぎちゃってグダグダのまま蜜柑になったXみたいになると恥ずかしいぞ!
しかし、作中2016年の日本が放射能によって滅んでる設定だとか、逆に今となっては書けない設定すぎる……。予言の書ですか。ガンスリの、イタリア国内の原発がテロリストに襲われる奴も震災前だから描けたストーリーですよねぇ(-_-;)

とはいえ外れた予言も当然ある訳で。
シュピーゲル世界の2016年時点で、南北キプロスが既に統一されて北キプロス人の一部が国際テロリスト化してる設定は、2009年に読んだ時は秒読みの未来図すぎる…(゚Д゚;)とガクブルしたものでしたが、当時絶賛好景気で札束団扇してた南キプロスはリーマンショック→欧州金融危機の所為で今やすっかり零落……。黒幕のギリシャがANOZAMAですもんねー(^_^;)逆に北キプの保護者トルコはアラブの春やシリア内戦でますます国際的な存在感を更に増しつつある今日この頃。
武力行使か平和的手段かはさて措きいずれはキプロスも統一される日が来るんでしょうけど、今のところはタイマー一時停止?

元々ヘタリア墺さん萌えの派生で、オーストリア舞台の小説が読みたいと手当たり次第に探した結果、近未来ウィーン舞台のシュピーゲル・シリーズに出会ったんですよね。だから、オイレン・シュピーゲル2巻の悪の黒幕が旧ソ連の核弾頭盗み出してまでしたかったことが、
頭おかしいテロリストがウィーン市街中心部で核ミサイル爆発させる
→政府も首都もふっ飛んで、オーストリアが無政府状態に
→そしたら国際的な非難を浴びずに、ドイツが人道的な見地から併合してくれる!
→独墺合邦派のおじいちゃん大勝利!(あの世からピースサイン)
という……あの展開が凄いインパクトでした。
そういう頭おかしい国民が自国滅ぼすことを企む物語に、フィクションながら変なリアリティを感じる土壌があって、実際難儀な国ですよねぇ、あそこ。右翼脳が極まれば極まるほど自国を嫌いになってくる国って他にあまりない気がします。
嫌いというよりドイツラブの感情なんだけど、それを突き詰めると自己否定になる。WW2設定の独墺二次創作が時に痛々しくなる理由ですが……。
ドイツを好きになればなるほど自分が消滅に近付く、そして完全に消滅する前に自己愛が紙一重で勝って思い留まっちゃって、(精神的に)ドイツを裏切らざるを得なくなる。
ヘタリアに萌える現象はアンチの言う不謹慎な戦争萌えじゃなくて外交萌え、国家間の外交を人間関係に仮託して萌えてるんだというのがブーム時からの一貫した私の主張なんですが(それが不謹慎だと言われれば何も反論出来ない…)、でもそれはそれとして擬人化国家の間に果たして真の恋愛感情が生まれるかどうか、内心懐疑的な自分もいる訳でして……(^_^;)
これも何度も言ってる気がするんですが、国って本能的にナルナルしい生き物ですよね。本来自分自身より大事なものなんて存在しないし、誰かを好きになるとしたら支配・征服欲と表裏一体の自己中なものか、或いはオーストリアさんみたいに他に大事な存在が出来ると同時に自己否定の感情もセットで付いてきて、自我崩壊しかねない爆弾抱えながらドイツラブ感情と二重帝国元盟主のプライドの間でおっかなびっくりバランス取って生きる羽目になる(´;ω;`)どっちかになるしかないと思うんですよね。
国の間に友情は存在しても、彼らが綺麗な形で恋愛貫くのはすごく難しいだろうなぁと、いやまあ勝手なイメージですが(^_^;)そもそも友情と恋情の何が違うのかって話ですけどね……。こう、ニュアンス的になんかこう、違いはあると思うんですけど私の拙い言語能力では表現し難い上に、そもそも擬人化国家なんて架空の存在なのでいくら論じようとも検証の仕様がない\(^o^)/
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