最近のなろう小説お気に入り。

悪役令嬢モノ（しかし凄い狭いジャンルだな…）だと「死にやすい公爵令嬢と七人の貴公子」と「ヒロインと悪役令嬢の親友の敗因」が目下お気に入りです。
最近二つとも更新速度が鈍ってるのがちと寂しい…。

「敗因」は所謂転生チートで俺TUEE系ではあるのに、読んでて陳腐なかんじがしないのは作者の筆力あってのことなんですかねぇ。あとモノクル執事いいよね僕も大好きだ！
結局主人公と愉快犯王子がくっつくんでしょうけど、執事ルートの実装が真剣に望まれることです。

「死にやすい」方はなろうの底力を感じる作品というか、世界観とか魔法の設定とかめっちゃ凝ってて重厚感ある作品なんですよね……。戦闘描写もすごくいい。
商業媒体の少女小説でもここまで練られた世界観のものはそうないし（90年代のコバルトやWHならありましたが近年はどこのレーベルでも皆無）、少女小説よりも荻原規子とかのヤングアダルト系児童小説読んでるような読後感。

あと、そこまで凄いとは思ってないけど更新速度が速くて暇潰しに重宝してるのが「前世悪役だった令嬢が、引き籠りの調教を任されてしまいました」と「ヒロインな妹がかわいすぎるので悪役令嬢を完遂することにしました」の二つ。
……なんだかんだで悪役令嬢系ばっかり読んでるな自分……。
あっ！それ以外だと完結済でランキングに載ってた「私は隣の田中です」良かった！
サイキックホラーの世界観を借りた甘酸っぱい恋愛小説でした。