2009.08.30
衣服や洗面用具の荷造りは大体済んだので、昨日は旅行先に持っていく本を積ん読の山から吟味しておりました。
何せ欧州までは片道10時間以上、且つ乗り換え(またもや中継地はアムステルダム!)で待たされる時間なども考慮すれば、出来るだけ長時間読み続けられるような中身のぎっしり詰まった書物が望ましいのは当然です。だからといって黴の生えそうな中国史関係の本を持参するなんて真っ平御免、旅先という非日常に研究という名の日常を持ち込むなんて不粋なことはしたくありません。
結局電車の中では読み難いハードカバー小説などを選ぶことになるのですが、ハードカバーだけで5冊も6冊も詰めちゃうと、昨今の厳しい重量制限の前に非常にヒヤヒヤする羽目にもなる。これはとても難しい問題です……。
何せ欧州までは片道10時間以上、且つ乗り換え(またもや中継地はアムステルダム!)で待たされる時間なども考慮すれば、出来るだけ長時間読み続けられるような中身のぎっしり詰まった書物が望ましいのは当然です。だからといって黴の生えそうな中国史関係の本を持参するなんて真っ平御免、旅先という非日常に研究という名の日常を持ち込むなんて不粋なことはしたくありません。
結局電車の中では読み難いハードカバー小説などを選ぶことになるのですが、ハードカバーだけで5冊も6冊も詰めちゃうと、昨今の厳しい重量制限の前に非常にヒヤヒヤする羽目にもなる。これはとても難しい問題です……。
そしてここからが本題なのですが(前置き長っ!)、積ん読から三浦しをんの『ビロウな話で恐縮です日記』が発掘され、しかしこれは旅の友には向かないと判断して昨夜の風呂の中で読んでしまいました。
これ2月発売の本なんだけどな……漂う今更感。買った時点で5月くらいだった気もするし。ここ数ヶ月Amazonに頼りきりだったこともあってオタク向け店舗に売ってない書籍のリサーチが足りないこと甚だしく、一昨日は幻狼ファンタジアノベルズのあまりにも好みすぎる執筆陣見て(妹尾ゆふ子に駒崎優、柏枝真郷、荻野目悠樹、高瀬美恵、立原透耶、高瀬彼方…)、書棚の前で口あんぐり開けちゃいましたよ閑話休題。
まあそんなこんなで出版半年後に読んだしをんのWeb日記再録(エッセイ?)は相変わらず面白うございました。今気付いたけど、日記としての初出は2007年とかなんだから、今更感とかそんなのは別に気にせずとも良いのではなかろうか……。
こんだけ知識も教養もある人間が、自分を貶し落としめることにここまでの情熱を注げるということが凄いですね。拙者も見習わねば!
ダヴィンチ2月号の文豪BL特集で言ってた「女は男にも女にも男惚れするが、男は同性にしか男惚れしない」という話の原点が2008年1月の項に載ってて、へぇー!とか思ったり。確かに一口に好きな異性のタイプといっても、恋愛感情か否かの区分ってありますよね。
拙者の場合遙かな時空の中で1を(何故か)例に挙げると、泰明さんが恋人にしたいタイプで鷹通さんが理想の自分像タイプでした。今となっちゃ鷹通さんのことは結構どうでもいいんですが泰明さん見るとまだドキドキしちゃいますな。荀彧さんとかオーストリアさん(私の脳中では鷹通さんと似た分類)も大好きなんですが別に付き合いたいとは思わないので、なんというか、しをんの主張はなんとなく理解出来ます…(^_^;)
あ、ツナさんはお付き合いしたい方のタイプですよハァハァ(´Д`*)
あと、目から鱗が落ちたのは、近親相姦物が好きなひとは「家族が分散拡大していかない濃密さ」に憧れを抱いているのではないかという推測。ああ、私が兄弟物とか擬似家族物が大好きな理由って正にこれだよなぁ…、と(´∀`*)
ただでさえBLってヤンデレというかストーカー一歩手前の関係、相互依存にも似た不即不離の関係が結構多いと思ってるのですが、兄弟ホモなんて生まれた時から隣にいた相手を執念深く一生涯愛し続けるって関係で、なにそれ重苦しすぎる!!素晴らしい!!
菅野彰の『毎日晴天!』シリーズとか、勇太と秀の義父子がなんでデキてないのさ!とすっごいヤキモキするのですよ……。勇太には真弓ちゃんという恋人が出来て、秀にだって大河がいて、かつて思春期入りたての勇太が秀にムラムラしてたことなんかは既に過去でしかなく、別の恋人がいるからって彼らの間の絆が消えることはないんだって理解してるにも関わらず、なんとなく腑に落ちないというか、すっげーモヤモヤする……。
うーん、私は既存の家族的情愛を、新たな恋人に対する愛情が簡単に凌駕し塗り替えるという事態が苦痛なんですかね。結婚した息子が嫁さんの味方ばかりするのが気に入らない姑みたいなものか(^_^;)
あと、しをんの見た夢の話。愛する恋人(ブチャイクという名の猫)との別れに感動した。というか萌えた…!!描写読んでるだけでもブチャイク氏が男前すぎて、こりゃ惚れても仕方ないな、と深く納得したことです。
これまた別の作品を例に挙げますが、谷瑞恵の伯爵と妖精シリーズで個人的に一番萌えるのがニコ(猫の姿をした妖精)とリディア(ヒロイン)の関係なんですよねぇ。その夢の話読んですぐにニコのことが頭に浮かびました。リディアはエドガーと結婚しちゃったし今更どうなって欲しい的な要望は読者的にも全然ないんですけど。
元々はリディアの母親の親友で、彼女が若くして死んだ後は残された娘の親代わり兼親友を長年してきて、リディアが結婚したからには自分はお役御免だろうと一度は元の棲家に戻っておきながら、自分の寂しさを「まだあいつは俺を必要としてる」という言い訳で誤魔化して再び彼女の傍に戻ってくる……切なっ!!(TдT)そしてやっぱり生まれた時からの擬似家族関係に弱すぎる私。
そういや今思い出しましたが、猫の恩返しのバロンもめちゃめちゃ男前ですよね。猫との恋愛はものすごくアリだ、うん。
これ2月発売の本なんだけどな……漂う今更感。買った時点で5月くらいだった気もするし。ここ数ヶ月Amazonに頼りきりだったこともあってオタク向け店舗に売ってない書籍のリサーチが足りないこと甚だしく、一昨日は幻狼ファンタジアノベルズのあまりにも好みすぎる執筆陣見て(妹尾ゆふ子に駒崎優、柏枝真郷、荻野目悠樹、高瀬美恵、立原透耶、高瀬彼方…)、書棚の前で口あんぐり開けちゃいましたよ閑話休題。
まあそんなこんなで出版半年後に読んだしをんのWeb日記再録(エッセイ?)は相変わらず面白うございました。今気付いたけど、日記としての初出は2007年とかなんだから、今更感とかそんなのは別に気にせずとも良いのではなかろうか……。
こんだけ知識も教養もある人間が、自分を貶し落としめることにここまでの情熱を注げるということが凄いですね。拙者も見習わねば!
ダヴィンチ2月号の文豪BL特集で言ってた「女は男にも女にも男惚れするが、男は同性にしか男惚れしない」という話の原点が2008年1月の項に載ってて、へぇー!とか思ったり。確かに一口に好きな異性のタイプといっても、恋愛感情か否かの区分ってありますよね。
拙者の場合遙かな時空の中で1を(何故か)例に挙げると、泰明さんが恋人にしたいタイプで鷹通さんが理想の自分像タイプでした。今となっちゃ鷹通さんのことは結構どうでもいいんですが泰明さん見るとまだドキドキしちゃいますな。荀彧さんとかオーストリアさん(私の脳中では鷹通さんと似た分類)も大好きなんですが別に付き合いたいとは思わないので、なんというか、しをんの主張はなんとなく理解出来ます…(^_^;)
あ、ツナさんはお付き合いしたい方のタイプですよハァハァ(´Д`*)
あと、目から鱗が落ちたのは、近親相姦物が好きなひとは「家族が分散拡大していかない濃密さ」に憧れを抱いているのではないかという推測。ああ、私が兄弟物とか擬似家族物が大好きな理由って正にこれだよなぁ…、と(´∀`*)
ただでさえBLってヤンデレというかストーカー一歩手前の関係、相互依存にも似た不即不離の関係が結構多いと思ってるのですが、兄弟ホモなんて生まれた時から隣にいた相手を執念深く一生涯愛し続けるって関係で、なにそれ重苦しすぎる!!素晴らしい!!
菅野彰の『毎日晴天!』シリーズとか、勇太と秀の義父子がなんでデキてないのさ!とすっごいヤキモキするのですよ……。勇太には真弓ちゃんという恋人が出来て、秀にだって大河がいて、かつて思春期入りたての勇太が秀にムラムラしてたことなんかは既に過去でしかなく、別の恋人がいるからって彼らの間の絆が消えることはないんだって理解してるにも関わらず、なんとなく腑に落ちないというか、すっげーモヤモヤする……。
うーん、私は既存の家族的情愛を、新たな恋人に対する愛情が簡単に凌駕し塗り替えるという事態が苦痛なんですかね。結婚した息子が嫁さんの味方ばかりするのが気に入らない姑みたいなものか(^_^;)
あと、しをんの見た夢の話。愛する恋人(ブチャイクという名の猫)との別れに感動した。というか萌えた…!!描写読んでるだけでもブチャイク氏が男前すぎて、こりゃ惚れても仕方ないな、と深く納得したことです。
これまた別の作品を例に挙げますが、谷瑞恵の伯爵と妖精シリーズで個人的に一番萌えるのがニコ(猫の姿をした妖精)とリディア(ヒロイン)の関係なんですよねぇ。その夢の話読んですぐにニコのことが頭に浮かびました。リディアはエドガーと結婚しちゃったし今更どうなって欲しい的な要望は読者的にも全然ないんですけど。
元々はリディアの母親の親友で、彼女が若くして死んだ後は残された娘の親代わり兼親友を長年してきて、リディアが結婚したからには自分はお役御免だろうと一度は元の棲家に戻っておきながら、自分の寂しさを「まだあいつは俺を必要としてる」という言い訳で誤魔化して再び彼女の傍に戻ってくる……切なっ!!(TдT)そしてやっぱり生まれた時からの擬似家族関係に弱すぎる私。
そういや今思い出しましたが、猫の恩返しのバロンもめちゃめちゃ男前ですよね。猫との恋愛はものすごくアリだ、うん。
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