一応お知らせ＋α

別に日本終了のお知らせを聞いたからという訳ではなく9/2から8日間くらい国外脱出してくるので、その間のブログ・アニ感などのサイト更新は行われません。

ていうか通貨両替が意外に面倒そうだった……ハンガリーフォリントにチェココルナ……。もうみんなユーロにしちゃいなよ！って言いたくなりますが、両者ともユーロ導入したいの山々なのに今年頭の経済危機の所為もあって導入遅れてるだけですよね……(-_-;)これは仕方ない。

しかしヴィシェグラード・グループ（ハンガリー・ポーランド・チェコ・スロバキア）のEU加盟にオーストリアがめっちゃ働きかけしてたとか、今もクロアチアとかの加盟に積極的でトルコの加盟には消極的だとか、オーストリアの銀行が中欧・東欧にめっちゃお金貸してるから二月～三月くらいの経済危機では超ピンチだったとか聞くと、帝国解体後の今でも東の国々との紐帯は切れてないんだなぁとか色々思うところもあります。中東欧が共産主義一色だった頃も、政変がある度に大量の難民を引き受けてたらしいし。
でありながら、特に21世紀以降は極右政党が台頭して、親ドイツ化しつつ移民排斥運動も起こり……現代史ムズカシイ上に地雷だらけで微妙に言及すらし難いし、なんかホント外国の歴史はよくわからんです。右傾化するほどにオーストリア人意識が薄れてドイツラブになるって、日本人的感覚からすると非常にけったいな心性です。そういやオーストリアで極右政党が与党入りした時の外交制裁ってフランスが音頭取ってたらしいですね。まだ仲悪いのか！（笑）

ヘタリアのオーストリアさんの性格を想像する時にもよく思うことなのですが、元々欧州の交通の要所で多民族が混在しやすくてローマ支配も受けてたという自然地理に由来するオープンな性格と、神聖ローマ帝国をスラブやマジャールやモンゴルやトルコ…とにかく他民族の侵攻から護る為の防壁としてオストマルク辺境伯領が作られたことに由来する閉じた性格という二つの性格を持ってて、時代によってそれぞれの面が強く出たり弱く出たりしてるんだろうなぁと。って、西洋史全然詳しくないにわかファンの想像なので全然違うかもしれませんが。
御本家サイトでひまさんがオーストリアさんのことを「戦う為に生まれた国という意味でプロイセンと共通している」と規定しておられるので、ファンとしてはその辺疑問も持たず了承しなくてはいけないんだろうなと思ってるのですが（笑）、ひとえに戦いといっても、プロイセンの戦いが無一物のところからひたすらスラブの領地切り取っていく攻めの戦いであるのに対して、オーストリアの場合は既にある国土を防衛する為の戦い……………って訳でもないのかな。婚姻政策とはいえハンガリー・チェコは支配下に収めてるし、クロアチアとかボスニアみたいなバルカン諸国はトルコと戦った結果転がり込んできたものだし。やっぱりわからん。
ていうかバルカン半島のことは何が何だかよくわからない上になんか怖いからあまり考えたくないっス……。しかしスロベニアの要領の良さは異常。


話変わって、ここ数日まるかいてロシア試聴でプチろっさまブームが到来してるので（遅！）Wikiでロシアの歴史項とかキエフ大公国やルーシの項目読んでたんですが、何より東欧におけるブルガリア帝国の存在感に驚いた（笑）。
ロシア三兄弟の一番上がウクライナな理由がやっと解った……って遅すぎだっつの。モスクワ大公国がイコールろっさまなんですよね？16世紀のリヴォニア戦争以降のポーランド・スウェーデンとの三つ巴対立なんかも調べるとキャラ萌え的な意味で美味しそうですよねぇ。探せばこの辺の歴史反映したヘタリア二次創作もあるのでしょうか？（分母少なそうだからアレですが…）

あとちびたりあ漫画でイタちゃんだけがローマじいちゃんに連れられて云々のくだりは、ヴェネチア共和国が東ローマ帝国に服属していたことの反映だと思うんですが、実際第四次十字軍のフランスけしかけて東ローマ一旦滅ぼしたのってヴェネチアの差し金ですよね……(-_-;)ええええー。
でもってフランス兄ちゃんやスペイン兄ちゃんとローマじいちゃんの間に面識があるってことはフランス＝ガリア、スペイン＝イベリアなの？とも思う一方、フランス兄ちゃんの親的な存在としてフランクさんが別口にいるらしいという話も聞くし……よくわからん。
フランス兄ちゃん＝西フランク王国（843-）、スペイン兄ちゃん＝西ゴート王国（415-）と考えると解りやすいんですけどねぇ。親に育てられてる時代を考慮して、キャラとしての発生はもう少し前としても。フランスは自分がお兄さんキャラだと自己規定してるから兄名乗ってるだけで、多分ギリシャ、スペイン、南イタリア辺りが欧州のヘタキャラ最年長と思われる。
あと、イングランドは七王国時代（6c-）くらいの生まれと考えればいいんですかね？……フランス兄ちゃん意外と若い……。
実はドイツ家長男ぶってるプロイセンも聖母マリア修道会設立自体が12世紀後半で、めっちゃ、 若い ですよ、ね……。オストマルク辺境伯領は976年成立なので、それと比べても断然若いです。
ていうかそもそも、普段はBC1100年とか学んでる人間からすると、おしめした赤ん坊に見えるくらい欧州の皆さんは若いです。
まあ日本もじいさんぶってる割に5世紀くらいの生まれですけど。自称2669歳は与太話だし。