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2012.11.16
先週末に観てきたんですが、うん、そこそこ面白かったです。
前売り券1400円分の価値はあったけど、二回三回リピートする程ではない、くらいの面白さ。まあ私が複数回映画館に足を運んだ作品など、ロードオブザリング3部(2回)と旧ハガレンのシャンバラ(3回)、テルマエ・ロマエ(2回)くらいのもんですが。

文庫化を機に原作小説読んだ時も、かなりラノベ寄りの文体やキャラ作りしてるなぁと思ってたんですが、映像化された作品も時代劇と現代ドラマの中間の雰囲気で、良く言えば取っつきやすく、悪く言えば軽い。ライトムービーという言葉があるのか知りませんが、そんな印象でした。



でも原作では結局最後までのぼう様の正体が解らないというか、どういう風にでも解釈出来る余地がある所為で、曖昧模糊とした印象のまま結局あの人が何を考えてるのか全然掴めなかったんですが、野村萬斎の演技だと正義感の強い切れ者というイメージで固定されちゃいますねぇ。
頭良い人がわざとアホのふりしてる感が強くて、キャラが終始一貫ブレてないから最初から最後まで何を考えて行動してるのか推測が容易で共感もしやすくて、……うーん、それはそれで魅力的なキャラにはなってるんですが、得体の知れなさが薄れたのは勿体ないですかねぇ(^_^;)
あの田楽踊りのシーンは萬斎でないと映像化出来なかったと思いますし(エンドロール見たら自分で振り付け考えたみたいですし)、萬斎にしか演じれない、萬斎色の強いのぼう様像なんでしょうかね、あれが。

逆に原作読んだ時はあらあら青いわねぇウフフと生暖かく見守っていた三成がなんというか、……映画の演出の所為なのか、言動支離滅裂に見えてあんまり好感抱けるキャラになってなかった……。あの作品、敵方の三成をいいやつに描こうとして嫌なやつ要素を全部長束さんが背負わされてるという別の意味で酷い構成ですが、なんなんですかねぇ、映画の三成は結構やなやつですよね(^_^;)
萬斎が自ずからのぼう様を切れ者にしてしまったように、上地が醸し出すお馬鹿タレント臭が自ずから三成をアホに見せてしまったとか?……いやいやそんなまさか。

って、以前このblogに小説の感想書いた時に、確か三成を金髪ツインテのツンデレ妹キャラのビジュアル想像して読んでたとか書いた記憶が……上地どころの騒ぎじゃねぇ(((゚Д゚;)))多分ツインテは縦ロールになっててcv.釘宮理恵。ううむコテコテや。
大谷さんがテンション高い三成の言動に思いクソ振り回されながらもそんな無邪気さが可愛くてしゃーないと行間から滲み出てたが故のそんなイメージだったんですが、映画の大谷さんは好意よりも途中でマジギレしかけてた時の印象の方が強くて、その所為で三成の印象ごと変わって見えたんでしょうか……。
というかその行間というのは、もしや腐脳が作り出した所謂ありもしない幻覚というやつだったのでは(-_-;)今まで私が読んでいたのはのぼうの城ではない別の小説だったというのか!?

世界不思議発見のタイアップ回でも現在の行田市の風景映してましたが、映画のエンドロールで映し出された忍城跡の風景には非常に感動してしまいました。
日常の中に歴史の残滓が溶け込んでいて、ゆっくりと埋没していってる感が、すごく良かった…!!
お城自体は跡形もないんだけど城の○○口とかの名前が地名として現存していて、でも地元民は特に由来とか気にしてないんだろうなーと思うと感動と寂しさとがない交ぜになった妙な心地になります。
石田堤とかも特に気にしてないんだろーなー、郷土の歴オタ以外は単なる土手だと認識してそうです(^_^;)
過去あったことなど知らずとも生きていけるし、でも曾ての彼らが大切にしていた田園風景とか穏やかな生活、人の営みは、今でも消えずにその場に在るんだなぁ、と。部外者故の感慨なんですけどね。



……そういや、この映画去年公開だった筈が、震災に配慮して一年延期になったじゃないですか。
水攻めが津波云々の話を聞いた時は、ナイーブ過ぎる……過剰な自主規制じゃないかとモヤモヤしてたんですが、実際に水攻めシーンをスクリーンで見たら、これは……想像していた以上の津波……(゚Д゚;)
これは確かに延期して正解だったかもしれないなぁと思っちゃいました。製作には沢山の人手もお金もかかってるし、そりゃ慎重にもなりますわねぇ。
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