やおい的なるもの。

近年はずっと腐から足を洗ってた友人が何故か古キョン（ハルヒの）にハマったとか言い出したので、こっちの世界では今リボと銀魂がザムプジャンルの旬なんですよーとかメール送ったりしていたのですが。
そういや銀魂腐は範疇外だけど、人口やカプの種類自体は多いのに、妙に銀時と土方の組み合わせに人気が集中してるよなぁ…と、今更ながらにふと不思議になりました。部外者だからこその疑問。

そして、よしながふみ（BLも描いてるけど根本的にはフェミな漫画家）が三浦しをん（直木賞腐女子小説家）と対談してた内容を思い出したのですが、真のやおい的な関係って男同士とか女同士とか男女とかの性別は関係なく、普段は仲良くないけど内心では互いの力を認め合ってて、相手が本当に困った時は手を貸すような関係。志を同じくしないけど助け合うこともある、そんな関係に女性は萌えるんではないかという意見を彼女達が述べてたんですね（by『あのひととここだけのおしゃべり』）。
銀魂同人読んだことないんですが、原作読む限りでは万事屋と真選組の関係ってまさにこんなのじゃないですか。やっぱり乙女の萌えツボってこうなのかなーと。

普段はどっぷり漬かってるから意識しないけど、よく考えると今リボで最大勢力のヒバツナとかムクツナもこんなかんじですよね。普段は違う組織、違う目的を持ってて、敵か味方か敢えて曖昧なままにしている関係。だけどツナがピンチの時、敵を前にした時は献身的なまでに全力で戦ってくれる、そんな雲雀さんでムック。
人気を得るのも、やっぱりそれはそれなりの理由があるんですよね。そんなリボでも獄ツナ大好きー！とか言ってる自分は、やおい的な感性から微妙にズレてるのかもしれない…(^_^;)？
だって獄寺という男、志を違えてるどころか、ツナさんが朝起きたら玄関の外で待ち構えてて一緒に登校して、教室も同じで休み時間もべったりで、昼食は屋上で一緒に食べて、下校も一緒で頻繁に家まで上がり込んできて、時には晩御飯食べてったりして、夜も風呂場の外やベッドの下に潜んでいそうな、とんだストーキンボムですよ……。
まあストーカーは冗談だとしても、なんというか、日常生活がＢＬというより百合の世界なんですよねー、獄ツナ。それに萌えを感じるというのは、対立しない未分化で家族的な関係が自分のツボってことなのですけど。リボツナや、（サイトには反映されてないけど）ランツナが好きなのもおそらく同じ理由。