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2024.11.02
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2013.10.04
今春以降RDG萌えと三国恋戦記萌えが立て続けに到来していた所為で、血中乙女濃度が俄に上昇しておりました。この春夏は非シリーズ物で非エロの少女小説を何冊か読んだりして。
しかし涼しげな風が秋の気配を感じさせる昨今、というか恋戦記熱がそろそろ冷めてきたのでやっぱりBLも読みたいよね!という気分になってきたので、ホワイトハートの料理学校年下攻BLとキャラ文庫の学習塾年下攻BLを先日立て続けに読んでみました。うむ、年下攻はやはり良い。WHの方、将来はあなたとあなたのお母さんと三人で暮らしたいと言ってくれる爽やか年下攻くんとか、なにそのパーフェクト超人。
ワタクシ商業BL作家はぶっちゃけ秀香穂里とかわい有美子以外は個別認識していなくて、年一回くらいの頻度で不意にオリジナルBL読みたくなった時にたまたま新刊コーナーに並んでた年下攻オフィスラブをテキトーに手に取る生態なのですが、キャラ文庫の方のあとがき読んでて、ああそういや道民作家の人いたいた…と朧気な記憶が浮かんできました(^_^;)あと別に選んで買ってる訳ではないのに剛しいら著作も複数冊持ってる気配がするのですが、キャリアの長さとか他作家より年下攻を書く率が高いとか、何か理由あるんですかねぇ。



自分にとっての物語が心の栄養なら、商業BL小説は心の栄養ドリンクというか、独創性とか何一つ求めてないけどお約束の展開見て手っ取り早く癒される……8時45分に必ず印籠を翳す水戸黄門的なポジションなんですよね。
二次創作は心のスナック菓子なので、ある程度お味にも拘りますけど(^_^;)
本当か嘘かは知りませんが、カナダのハーレクイン本社ではコンピューターが英米女子の好むお約束要素をランダムで何個か選択表示して、それを見た編集者がお抱え作家に三題噺の如く「これとそれとあれを盛り込んだ話をひとつ宜しく」と発注するとかいう話を聞いたことがありますが、まあ恋愛小説にオリジナリティなんてそんなに必要ないよな(-_-;)というのは一読者として納得するところです。
例えば、

・受の職場に後輩社員だか取引先社員だかでやってきた年下攻、素直で仕事教えてもらう気満々のワンコくんでも先輩を敬わず独断専行する生意気くんでもどっちでもいいけど、受は後輩くんの将来性に期待している。

・職場の飲み会で酔っ払い、勢いでうっかりホテルへ。もしくは送り狼か送られ狼される。一回目エロ。

・ぎくしゃくしつつもオフィスラブしてるうちに、後輩くんの優しさや弱い部分を知り、心の距離が縮んでいく。

・仕事で物凄いトラブルが降りかかるが二人で力を合わせ、例えば受の経験と度胸、攻の頑張りによって解決する。

・両想いモードで二度目エロシーン。

・エピローグで、その後の二人の関係と職場状況を描写して〆。

……という定型に沿った話を読んでりゃそれで満足、というか、寧ろあんまりお約束から外れるような作品は好まず(-_-;)
かといって、毎日のように金太郎飴BL読んでたら絶対飽きるので、年に一冊か二冊くらいの頻度で大体満足しちゃうんですが。

同じ金太郎飴でも、しかし秀香穂里の『くちびるに銀の弾丸』(ゲーム会社広報×開発)は良かったですなぁ……ストーリーが金太郎飴でもキャラクターが魅力的なら作品として成立するってことなんですかね。私の長い人生で細々読んできた商業BLのベスト3に入ってるんですが、続編も一冊出てたし世間的にも人気あったんですかねぇ。
ちなみにそれ以外のベスト作品は『愛で痴れる夜の純情』(男花魁×男花魁、年上攻)と『月と茉莉花』(中華歴史物風ファンタジー、年下攻)。すっごいツボですがこれのパターンで金太郎飴されても……いや月と茉莉花っぽい雰囲気の作品見かけたらBL求めてる期じゃなくても買っちゃうけど、10年に3作くらいしか世に出ないし……(´;ω;`)時代物風中華ファンタジーは少女小説なら玉石混淆で氾濫しまくってるのに、何故BL小説ではレアなんですか??
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