龍陽君始末記。

青木朋の清朝漫画を読んでみたのですが、第一話の扉絵を見た瞬間、主人公が弁髪じゃなかったことに超落胆しました。
非道い、よくも騙したわね……！！
中身はそこそこ面白かったんですが、弁髪じゃなかったショックがずっと尾を引いてそれどころじゃありませんでしたよ畜生。三国志補正が入ってないので個人的には八卦の空よりは低評価かな……と思ったんですが、そんな感想すら弁髪じゃなかった恨みで厳しめに読んじゃってる可能性がなきにしもあらずで、いやはや乙女心とは繊細なものですね（ぬけぬけと言ってみた）。

あとがきで作者本人が辮髪好きなことを表明し、且つ主人公を辮髪にしようとしたら担当に駄目出しされて泣く泣く今の髪型にしたことを暴露してましたが、作者の描いた辮髪主人公イラストが本編の百億倍は格好良かったので、本当に勿体ないことをした……と心から思う次第です。
「やっぱり辮髪がよかったーーっっ！！」
「あたま平気っスか？！」
って、作者は正気に決まってるじゃないですか……！！あなたが何を言ってるんですか担当さん達！？　Σ(´Д｀lll)ニーズあるよここにあるよ！！！
でも主人公が弁髪の少女漫画は皇なつきが既に描いてるので、実現してても日本初ではありません悪しからず。藤田あつこの清朝漫画は単行本持ってないので記憶が曖昧なんですが、確か髪の毛剃ってなかった気がする……。

以上の言でバレバレですが、弁髪は世界で一番男を色っぽくする髪型だと思っています。大好き。
ちなみに日本人の若手俳優は月代のかつら被ると二枚目度が三割上がる。韓流と華流の俳優さんは髭のかつら付けると男前度がやっぱり三割上がる。やっぱり歴史的に似合いのスタイルってあると思うんですよねぇ。
まあ日本人が弁髪しても結構似合うと思いますけど！！
そして弁髪大好きとか愛新覚羅一族の顔は結構好みのタイプとか言ってても、別に偽満州国の歴史的正当性を主張してるだなんてことは一切ありませんからね！ヘタリアジャンルの自衛ぶりを見てたら、こーゆー話題にも一々但し書きが必要な気がしてきた……(-_-;)

いい加減弁髪の話題は終わらせますが(^_^;)内容は清朝を舞台に知県どのが謎解きをするというもので、ヒューリックのディー判事みたいなものを一瞬期待したのですが……中身は良きに付け悪しに付け瑠璃仙でした。アレですよ川添真理子の仙術師シリーズ。ホモ主人公が好みのタイプの男の窮状を助けてお近付きになろうとするも、事件解決したらその男は本命の女の子とめでたくまとまっちゃって主人公失恋。
……龍陽君の名は伊達じゃなかったぜ！！

そして一番気になったキャラが眼鏡の副官だなんて言えない……（やっぱりとか言われそうで！）。
主人公が受寄りリバ（男らしい人がタイプ）な一方、副官の方も確実に受っぽかったので、コイツら絶対お互いのこと好みのタイプじゃないんだろうなと思いつつそこが萌え。みたいな(^_^;)