2008.10.02
8月9月と異常に忙しかった気がしていたのですが、よく考えなくても後期授業が始まった後の方が忙しいに決まっているのです。とはいえ自分で文字をこねくり回すのと違い、人様の書いたものを後追いで検証する作業の方が、なんとなく気楽。
買いだめしてた本を読む気分的な余裕が芽生えてきたので、文庫化されてた森福都の『漆黒泉』読んでみました。
買いだめしてた本を読む気分的な余裕が芽生えてきたので、文庫化されてた森福都の『漆黒泉』読んでみました。
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2008.09.28
しかしマフィアの成り立ちの本(確か白水社の『マフィアの歴史』)とか読んでると、平安期に貴族の地方荘園を管理していた現地の人間が武装化することで武士団が生まれ、平安末に中央政府で内紛が起こった時、武力目当てで利用されたことを契機に自らも政治的発言力を増し、最終的には鎌倉に独立政権を樹立して朝廷より強い力を得る……という過程に物凄く似ていることが解ります。
近世シチリアでは大土地所有者である外国貴族は現地のことに一切ノータッチで、地方行政もあってなきが如くだから、荘園管理人が各自で武装することでしか土地の治安維持もままならなかったりだとか。珍しく土着化した貴族の元に管理人達が集まって、源氏の統領みたいな形で祭り上げられシンボル化していったりだとか(ボンゴレ一族のルーツを妄想するならこういうのが萌える。城暮らしだし)。黎明期の状況を見る限りでは、決してマフィアは悪の組織じゃないんですよね。初期マフィアを悪と定義するなら、名誉ある鎌倉御家人も悪しきマフィア集団だということになる(まあ荘園横領された上に政治権力奪われた貴族からすれば、間違いなく悪しき犯罪者集団に見えたことでしょうが)。
とはいえ、その事実によって近年のマフィアが悪じゃないという意味には全然ならない訳ですが。マフィアが一掃されたら南イタリアの経済は破綻するらしいですが、空港とか高速道路とかビルとかマンションとか建設してるのもマフィアだったりしますが、だからって必要悪と言っちゃうのも何かが違う……。
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