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2012.09.21

銀英伝知っててヅカ耐性があって平日一緒に行ける友人のアテがなかったので母と二人で観に行ってきました。
しかしヅカ耐性はあるけど銀英伝読んだこともアニメ観たこともない母は、私(原作信者)と父(アニメ版信者)の間で交わされる「ヤンが」「ヤンは」「ヤンの」「ヤンんんん!!!」といった会話からの伝聞情報しか持っていなかった為、シナリオの比重が帝国7:同盟3くらいのヅカ銀英伝を観て「え??主役ってヤンじゃなかったの??このひと誰???」と大層ラインハルト様の存在に困惑しておりました……ごめんなさい母者。
母には「原作はダブル主役なんよ」と教えつつ、その晩は帰宅した父とヤン6:ラインハルト4くらいの主役率じゃね?という共通見解を語り合ったのですが、信者故のバイヤス入ってる可能性が高いかもしれず……、あと単に同盟はヤン以外のキャラの影が薄くて帝国は準主役級が複数いるから、相対的にラインハルト様がヤンより目立ってないように見えるのかもしれない(^_^;)
でも私だって10代の頃はヤンの次にキルヒアイス好きだった程度には帝国好きですけどね!友人連中に道原漫画版の単行本貸しまくって熱心な布教活動を行ったので、キルヒアイス好き(赤金腐)とミッターマイヤー好き(双璧腐)の生成にも当時成功しましたが……やっぱり女子には帝国の方がグッとくるものがあるんでしょうか。

 


ヅカのテイスト的にも帝国の雰囲気はバッチリ似合ってますしねぇ。観劇してて全然違和感なかったです。
元帥府麾下の提督何人か削られてるのと、フロイライン・マリーンドルフが微妙に恋愛脳っぽく見えたのくらいですかね?多少なりとも引っかかったのは。宮廷パートは申し分なしですね、男爵夫人もチラッといたし(笑)。キルヒアイスの死後、ラインハルト様に問われたアンネローゼ様が何も言わず、すっと身を翻して去っていくシーンが情感に満ちてて、アニメ以上にドキドキしました。
ヅカなので当然のように歌ったり踊ったりする訳ですが、オーベルシュタインの踊りがラインハルト様に絡み付くようなかんじで、それに対してラインハルト様がいやっやめてっみたいな仕草してたので、危うくオベライに目覚めかけたのはここだけの話。おかしいなぁ、私どっちかというとオベ受けなのに(^_^;)オーベさんの行動原理って基本的に尽くす女のそれだと思います。
あとミッターマイヤーの愛妻家描写もエヴァさんが台詞無しの半モブで、出征前夜の今は二人で過ごしたい云々の歌がミッちゃんとロイエンタールのデュエットだったので、これは双璧の人にはご褒美……。女性が演技するとよりホモホモしく見えるのはどういう原理なんでしょうね?仕草が色っぽいのかな?

しかしポスターのヤンの扱い見てもっと同盟の比重少ないと思ってたので、ヤンとユリアンとジェシカ、トリューニヒト(笑)くらいしか目立ってなくてもそこは嬉しかったんですが、残念なことにヤンの……ヤンのキャラがなんか違う……。
ヤンはジェシカにはっきり想いを伝えたりしないし、格好良く格闘したりシナイデスヨー。
なんでしょうね、女性が憧れて恋愛対象にしたくなるような王子様的な、或いはピカレスク的な男では全然ないですもんね。ヅカの男役さん特有の、低くて鋭くて凛々しく朗々とした発声とヤンの穏やか(そうに見える)キャラが今イチ噛み合ってなくて、ヅカの演劇空間内でヤンという人間を表現するのはかなり難易度高いなぁと思っちゃいました。下手に出番を半々にしようとせずに帝国に重点置いたのはすごく正解。
そして同盟の軍服地味ね……。最後のレビューで、踊り子さん達に囲まれつつヤンが階段降りてきた時、一般人が紛れ込んでるかのような違和感が(-_-;)

そうそう艦隊戦!演技と踊りだけで宇宙空間での戦闘を表現するのは無理なので、背景スクリーンに艦橋モニター風の映像映す演出が分かりやすくて面白かったです。
政治的・軍事的な説明やあらすじはフェザーンのルビンスキーと愛人さんが二人で担当してましたが、銀英伝素人のヅカファンは理解出来たんでしょうかね、あれ。少なくとも母は宇宙暦云々とかさっぱり分かってなかったんですが、取り敢えず何か知らんけど帝国と同盟が戦争してるとだけ理解出来てたら、ストーリー把握するのに支障ないんでしょうかね。
実はヅカファンの大多数が中高年のオバ様だという偏見を持ってたので、若い女の子のお客さんがすっっっごく多かったのは意外でした。銀英伝原作だからなのか他の演目でもこうなのか、片手以上両手未満の数しかヅカ行ったことない身では判断つきませんが。
あと中高年のおじさんも結構多かった……。舞台見た後母と昼ご飯食べてたら隣のテーブルのおじさんが同行者のおばさんに熱心に銀英伝の説明してて、ヅカ耐性ある奥さんとかを誘って観に行くSF世代の人も大勢いるんだろうなーと推測した次第。
 

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